彼は黙って私の左手を取り、指輪をはめた。 「その指輪…いつ買ったの?」 「昨日」 昨日…? あー!! だから、真人先生が私とおばさんが部屋に行くのを止めたんだ! 「そっか…春斗…ありがと」 「うん」 春斗は、笑った。 私も、笑った。