「だって、愛する人との間にできた子たちだよ?生きてほしいに決まってるじゃない」








「でも、何年かあとに俺…」



春斗の言おうとしてることはわかってる。





だけどね。








「春斗も私もいなくなってしまっても…。それでも、いいから生きてほしい!
誰が育てるとか…そんなのどうだっていい!パパやママも居るんだし!
とにかく私は…春斗の間にできたこの子たちを…神様から与えられたこの命を…誕生させてあげたいの…!」







「里桜…」









「それが……母親としての使命だと思うの……」






そんなことを言いながら、ボロボロ泣き出してしまう私。




"母親"ならもっとしっかりしなきゃな…。