「里桜。気分悪くなったりしたら、すぐ言えよ?」



「うん、わかった」



「走ったりすんなよ?」



「わかってるよ」




「俺が学校に行ってるとき、なんかあったらお袋に言えよ?」



ここは、「わかってるって!」って言いたかったけれど、春斗がとても心配してくれているんだな…ということがよくわかったから私は、



「わかったよ。ありがとう」




と、言った。







春斗は、高校は卒業しなさいと、大人たちに言われたので、私が高校を辞めても、通い続けるみたい。






私は…あと、約半年後に出産…。




だから、元気な子を産むことを、最優先だな!