「私も春斗がいいっ!」 私はそう言って、ギュッと春斗の背中に抱きつく。 「馬鹿!離れろよ…」 「へへへっ」 「あら、今日は二人でお出かけ?」 「おばさん!」 玄関でおばさんと会った。 「ラブラブね、二人とも〜」 「やめろよ、お袋。早く行くぞ、里桜」 少し照れながら、そう言う春斗。 「ふふ、気をつけてねー」 「おばさん、行ってきまーす!!」 「行ってらっしゃーい」