「春斗、大好き…」 「俺は愛してるけどね」 私も愛してるよって言いたかったけれど、言葉にならなかった。 言葉にしたら、なんだか壊れてしまいそうな気がしたから。 神様。 私は彼を一生支えます。だから…彼を助けてあげてください…。 彼が助かるなら、私、なんだってやります。 お願いします…。 お願いします…。 私はただひたすら、彼の胸の鼓動を聞きながら、心の中でそう祈っていた。