君がいてくれたこと



「でもね、死ななくてよかったよ。
 私が今存在するから、優奈に再会できたし、今、楽しいの。だかr、あの時助かって、心からよかった、って思える」


「雅...」


まだ、体は起こせないけれど、


本当は今すぐ、雅を抱き締めたかった。


「雅..ごめんッ..。私、雅にこんなひどい事してたなんて..ッ。」


「もう、いいんだよ...?」




今だから分かる。


あの時どれだけ雅が辛かったのか_


ごめんね。


何度も言葉にして、そう言い続けた。