君がいてくれたこと




雅の表情が、いつになく真剣で_


そして、私はその言葉を、すぐ返すことができなかった。




私は、死にたかったの?

それとも、助けてほしかったの?




自問自答を繰り返す。



「優奈。私もね、あの時は死にたかったよ。」


急に雅の口から発される言葉。


ドクンッ



心臓が、激しく動く。