君がいてくれたこと



私が目を覚ましたのは、いつか分からないけれど


だいぶ、時間はたったと思う。


午後7時半


「ねえ、雅..」

「うん?」

「何で私、助かったの..?」



さりげなく聞いた。


私が、一番気になっていたこと。


けれど、雅はこう答える。


「優奈は、死にたかった..?」