君がいてくれたこと



家に戻り、すぐシャワーを浴びた。


どれだけこすっても、痛いだけ。


昨日の感触は、消えなかった。




私は、この現実を認めたくなかった。


だから、言葉では表さなかった。


ただ、鏡で自分の姿を見つめていただけ。



仕事の事は、すっかり忘れていた。