君がいてくれたこと



「コイツ?」
「そうそう。好きにしていいって。」
「お、マジー?じゃあ、好きにしちゃおうかな。」


男たちの会話が聞き取れた。


その瞬間、『終わり』だと思った。



私の服が、無残にも、引きちぎられていく。


「嫌ッ,,嫌ああああッ」



けど、何か叫べば、どこか殴られ、


もう、あがくことさえ、できない。


「ううッ..」



私は静かに、泣き叫ぶしかなかった。