「そうですか。じゃあ、私の高校と、結構遠いですねー。」

「そうなんだ!どこの高校?」

「S高校です!」

「あ、遠いねー」


たわいもない会話を続ける私たち。


「雅って呼んでよ!ためで話そ!同い年なんだし、同じ日から正社員だし」

「え、ありがとう!じゃあ、私も優奈で!」





楽しい生活の、始まりだと思った一瞬だった。