君がいてくれたこと



幸せに包まれていた私。



だからこそ、その中に隠された闇なんて、

雅さんの視線なんて、


これっぽっちも、気付けなかった。





もし、私が気付いていたら。

もし、なにかしていたら。




なにか、変わっていたのだろうか。