君がいてくれたこと




「一生?」



ぼそっと私が呟いた。



「一生、2人で?次はないんだよ。」




気持ちが抑えれない。



「私は、子供も含めての家族を築きたかったっ。和也もそうでしょ!?もう一生子供も作れない妻、必要としてないんでしょ!?」



ヤケになってた。




もう、私の中には、子宮はない。



子供を育てられないの、一生。



「優...」



「出てって」



涙を見せないように、和也にそう発し



和也は無言で出て行った。