君がいてくれたこと



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「う....ん」



真っ暗な景色から



真っ白な世界に変わる。






まだ、記憶を失っていた。



だんだん、目の前の光景がはっきりしてくる。




どこかの天井。




視覚と同時に、感覚も戻ってきた。



「痛っ...」



下半身が、痛い。