君がいてくれたこと




その人は、私に近づく。



「大丈夫ですかっ...!?」



何も声が出ない。



動けない。




「あっ...」



ふいにその人が声を出す。




その目線の先へ少し顔を向ける。





そこには、私から大量の血がでていた。