君がいてくれたこと




「うー、重いっ」



荷物を持って家に帰る途中だった。






急に、前から声がした。






「危ないっ...!」



大きな、声。






その声は、前から歩いてくる人だった。



見知らぬ人。





何かと思って、後ろを振り返る。





その瞬間だった。