車に乗って、しばらくすると、急に車が道の端に行って、止まった。


「えっ!?ど、どうしたの、和也。」


驚いた私とは逆に、和也は真剣な顔をしてこっちを見る。



「な、何...?」

「ん...あの、さ...」




そう言って、和也の手が動く。



そうして、一つの小さな箱のようなものを取り出した。


それと同時に、箱のふたを開け、


「俺と結婚してください、優奈。」




はこの中には、小さなダイヤが輝く、指輪が入っていた。