君がいてくれたこと



「決まった?優奈」

「んーと、じゃ、これのコースで!」



まあ、さすがに和也が大丈夫って言っても



私は大丈夫じゃないし、値段を見て一番安いのを選んだ。



和也はもう店員にオーダーしたらしい。




「でも、どうしたの、急に。」

「ん?お祝い。あ、でも酒は飲むなよ!?」

「分かってるって」



和也のさりげなさが、とってもうれしかった。