君がいてくれたこと


*****


部屋に着いた私は、しばらく悩んでいた。



もちろん、おろすつもりはない。



けど、ちょっとだけ和也に言うのが心配だった。



「...でも、言わなきゃ。」




そういえば、仕事とかどうなるの!?


結婚とか!?



「...だめだ。」


完全に、パニック状態。