約一時間後、私は亮太の住んでいるマンションの前に立っていた。



全身が、妙な違和感に襲われ、心臓が波打つ。




真実がつかめるかもしれないという


期待。



その真実への


恐怖。



その二つの入りじまった感情を持ちながら、




一歩一歩、部屋に近づく。