君がいてくれたこと



「優奈、おっはよー!」

「理沙、おはよー。」

「あれ?優奈、元気なくない?」

「えっ..そうー?」


いけない。顔に出てたの!?



一瞬、顔を隠すように俯く。


だめだ。じゃないと、同じになっちゃう...。




笑顔を取り戻して、顔をあげた瞬間



教室のドアのそばに、よく知る黒髪の人がいた。