だから、雅が迎えに来る前に、家を出なくちゃ。



そう言い聞かせて、いつもは必ずやっていくメイクも


今日の朝はしなかった。




おかげで、いつも注意してた先生も今日は、何も言わず、学校に入れてくれた。



雅と一緒に登校することはなかったし、

一瞬安心したのは、私の汚れた心だと悟った。