誰もがユズが目を覚ますことを望み、 ユズは目を覚まさないことを望んだ。 ユズは誰よりも自分を嫌っていて、 自分が傷つくことなんて 厭(いと)わない。 そして、 誰よりも他人が傷つくことを厭う。 どうして、どうして彼女はこんなにも "優しく" "残酷"なのだろうか? 彼女が傷つくことで誰かが悲しみ、 そしてそのことを悔いる。 または何も出来なかった自分を恨む。 茶芽も美紀も功明も俺も、 それにヨルだって、 皆ユズのことを大切に思ってる。 それなのにこれ以上自分を責めるなよ、 ユズ。