"凄い女" あの翠が興味を持つ女。 「纏ってる雰囲気が…違う……」 と瑞まで言う。 「へぇ、瑞まで…。 ってか翠、女に意識が行くなんて その女どんだけ凄いんだよ!」 と羽が興奮したように言う。 「なんか…言葉にできない凄さだよ。 …雰囲気としては泪に近い…感じかな」 「へぇ」 …泪が喋った。 普段喋らないあいつが喋った。 …それはつまり興味がある、って証拠。 翠をここまで言わせる女…。 俺だって興味がないと言ったら 嘘になる。