LIFEー世界でたった一つのものー


「楽しかったか?」
「…まあね。」

「あり?」
あたしの返事に首を傾げて顔を覗きこんでくる三枝くん。

「なに?」

「…あーあ。戻っちゃったか。まあ、俺も楽しかったし。いいや。」

「なんのこと?」