スカッとする青空







ドンッ




「 いってっ 」




背中を叩かれ、

叩かれた所を摩るとびしょ濡れ。



げ、つめた。




「 あははは!やーいやーい!走らないと遅刻だぞばーか!! 」




傘をささずに横切るその人は理玖


やっぱりコイツか




「 痛い!冷たい!理玖!くたばれこの野郎!!!!!」


「 ひえーおこったーひえーー 」




雨が降ってるのも気にせず、

傘を畳んで理玖を追いかける。