それでも僕は君を離さない

日曜日の朝

俺はいつも通り外を軽く走った。

帰ってシャワーを浴びた。

奈々はまだ深い眠りの中だ。

たぶん二日酔いのひどい頭痛か

吐き気で最低の気分か

最悪の場合、顔がむくむだろうと

俺は予測していた。

バスタオルを肩に引っ掛けて

冷えた水を飲んだ。

「おはようございます。」

彼女の声はなぜかハツラツとしていた。

「大丈夫なのか?」

「ぐっすり眠れました。」

「・・・・・」

俺は信じられなかった。

彼女は酒に強い。

新たな一面がわかった。