恋は涙とあまのじゃく




ほんとはね、



知ってる。



自分のことは自分が一番よく分かる。



私の気持ちなんて、とっくに気づいてる。





でも、認めたくなかった。



文字だけの会話で、



会ったことすらない、しかも7歳も上の男の人に、







私は、恋していた――なんて。