シツジ ✖︎ オウジ ⁉︎



「もしお嬢様さえよろしければ、わたくし、月曜日からしばらく学校のほう休みますが…」


と、奥寺の申し出に、


「ダメですよ、そんなの。奥寺さん3年生ですよね? いくらそういう事情に疎い私でもわかります、大学受験対策忙しいんじゃないですか?」


内心では嬉しいとも思うけれど、やっぱりそこまでは迷惑をかけられない。


それを言ったら、執事をやらせている時点で厄介になっているけれど…。


そんな姫の葛藤をよそに、奥寺は「そんな優しい姫お嬢様も素敵です。」


と一言。




あとでこっそり耳打ちされたことだけど、実は成績のほうもあまりよろしくないようで、「ほんとはありがたく思っています」と感謝された。


今は2年生の姫だけど、来年は自分もこんな感じなのかと、少し憂鬱になった。