まーこれが私の過去ね

ってゆうことでどこいこっかな

テクテクてくてく

トントン
「ねぇ君1人だよね?遊ぼーよ」
「むりです。さよーなら」

「まーまーそう固くならずに♪」
はぁーうざいなこいつ。
てかしつこい

「あの、迷惑です。はなしてください」

「しつけー女だな。顔がいいからって調子にのりあがって」
黙ってついてこい
そう言ってナンパ男はまーまー私を引っ張る
「やだ!やーめーて、はなせー」

こんなに嫌がってるのに誰も助けようとはしない
巻きこまれたくないみたい
あたりまえか

それより怖い、あいつみたい
本当にむり。助けて、誰か…

そう心で言ったとき
グイっ
ポスッ
「へっ?」

何これなにこれとテンパっていると
私の頭の上から
「おいてめーら、おれの視界でくだらねーことしてんぢゃねーぞ」

地面が揺れそうなくらいひっくーいこえで誰かが言った

「お、おいやべーぞ
龍牙組だ!にげろ」
ドタドタ

助けてくれた男のこえを聞いた途端はしって逃げて行った

ふぅー助かった!
ぢゃなくて!
お礼言わなきゃ
「あのっ!…!」

顔を上げた途端
声をうしなったっ

鋭く細長い目に
すらっとした高い鼻
程よく薄いキレイな唇

まるで同じ人とは思えないくらいキレイな顔立ちをしていた

「あっ、そうだ
えーと助けてくれてありがとうございました!本当に助かりました!では」

そう言って行こうとすると…

ガシッ
「へ?」
「なーお前名前は?」
「あ、えーとりんです。結城りん」
あなたは?そうきくと
一瞬びっくりした顔になり

「俺は龍牙 湊」
そういった

「龍牙さん…か 分かりました」

では、といって今度こそ行こうと思えば

「まて、おまえ俺んとここい」
そういった
「は?なんでですか」
「お前気に入った」
「はぁ いみわかんないですー!」

まぁいい
とりあえずこい
といって私の手をつかみ歩き出した

そのとき私は気づいてなかったんだ
彼に掴まれたその手が震えてないことに
彼を拒否してないことに