ガチャ
「おい、今日も夜家にかえってくんな」
またか…

「はい…」

今言ったのは私の実のお母さん
認めたくはないけどね
いつもこうして夜になると家からおいだされるの
なんでかわかるよね?
家に男連れて帰ってくるの

前はもっとちゃんとした家族だったのに…
ある日から私の家族は壊れたの

いつものように私は学校から帰って来た
でも、いつもと違うのはお母さんが出迎えてくれないこと

不思議に思った私はお母さんの部屋にいった
ガチャ
「お母さんーただいまー」

ボトッ
「お、かぁーさん?
な、にしてる、の?」

「あら、りんおかえりなさい
東上さん?この子が娘のりん」

「だ、れ?」

「やぁー!りんちゃん?
始めましてー」ニヤニヤ
直感でやばいと思った

逃げようとしたそのとき
ガシッ
「どこ行くの?りんちゃん」ニヤニヤ

「やっ、はなして!
助けて!お母さん!」

助けを求めた お母さんに…
でも、お母さんゎ私をみて笑ってた

まだ高校1年だった私は処女を奪われた

その次の日学校に行くとみんなが私をみていた
おかしいとおもった

「おはよう、かなちゃんまりちゃん」

かなちゃんとまりちゃんゎ私の心友
だった…

「…。」
「かなちゃんまりちゃんおはよう?」

手を出して肩を叩こうとしたとき
パシッ

「汚い手でさわんないで」

「は? なにいってんの?
なにが汚いの?」
そう聞いたそしたら彼女たちわ…
衝撃の言葉を口にした

「そんな清楚なふりして私の彼氏と寝たのね!裏切り者!」

「なにいってんの?かなちゃんの彼氏なんか知らないし、寝たこともないよ?」

本当にそうだった
なにか勘違いしてるんだとおもった

そしたらかなちゃんが携帯をわたしにみせた
「これでもしてないっていえる?!」

それは私が東上さんに無理やりやられたときの写真だった

なんでもってるの?
それだけが頭によぎった

「私の彼氏は東上 拓 19歳よ!」

始めて聞いたかなちゃんの彼氏の名前…

東上さんだった

意味が分からなくて混乱してた

でも、あの人ならわかってくれると思った

私の彼氏 東上 れん

でも、私は気づいてなかった
東上さんの弟ということに…

ガチャ ギーギー
重たい屋上のドアをあけた
れんはいつも屋上にいたから

「れん!」
「よぉーりん、どーだった?
心友に裏切られる気分はよぉ」

はぁ?!
ちょっとまっていみわかんない!
わたしは叫んだ

「おれの名字知ってっか?
おれの名字ゎ東上だ、東上れーん」
東上?…
えっ!まさか!
「そう、わかった?
俺は東上 拓の弟だ」ケラケラ

「どーして?どーしてこんなこと」

「あ?んなもんなんとなくだよ」

「好きだって言ったぢゃん!
ずっと一緒だってゆったぢゃん」

れんは大声で笑って
「あ?んなもん嘘に決まってんだろお前と付き合ったのなんか顔と体に決まってんだろ?」笑

そう言ったんだ

ガタッ
バタバタバタバタ

とにかく走った
何もかも忘れたかった
このまま死のうかと思った
でもむりだったんだ

「ねぇ、あんたなにしてんの?」

「貴方だれ?」

「あー私?私はゆりか 星条ゆりか」

あんたは?
そうきかれた
「私は結城りん」

「りんかーよろしくな!」

こうしてであったのがゆりかだった