湊はあの日から私を外には出そうとしなくなった

私は学校に行ってないので別に何の支障もないけど

そしてあの日から湊は私にべったりだ

「りん、こっちこい」
ほら、ね

いつもこう言って私を湊の足に閉じ込める

「りん、こっちむけ」

そう言って湊は私をクルッと向かい合わせにするように湊の膝の上にのせる

色気のある目で私を見る

その目に捉えられたように動けなくなる

チュッ

ふれるようにキスをする

「ん、…はぁ、…そ、う」

そしてだんだん深くなる

やっと離してくれた…
くるしかったぁぁー

「りん、好きだ」

色気のある低音ボイスでそうはく


「ん、私もすきだよ」

私がそう言うと安心したようにぎゅっと抱きしめ首筋に顔をうずめる

最近気づいたんだけど、なにか安心したりしたら湊はすぐ私の首筋に顔をうずめるくせがあるみたい

かわいいな…

「湊?お昼なにが食べたい??」

「りん。」
はぁぁー
最近こんなことも言い出す

「もぉーいいから
なにが食べたい?」

「あ?いいんだな」
ドサッ

「え、ちょ、ちがうよぉー」

湊はなにを勘違いしたのか私を押し倒した

「あ?おめぇいいっつったろ」

「もーちがう!そうゆういみじゃないよ!はやくどいてよー、昼ご飯つくれないでしょ?!」

そう言いながら湊をどかす

チッ
とか言いながらもどいてくれる

まーその代わり不機嫌になったんだけどね
だからわたしは湊の機嫌取りをしなきゃならないの
ま、その前に、お昼ご飯作らなきゃ

10分後…

結局野菜炒めをつくった

「湊ーできたよ!」

まだ拗ねている湊に言う

「…。」

ハァー
無視されたし…

「湊?もーすねないの!ね?」

ぶっすー
まだ拗ねるか
しょうがない

チュッ

「これで許して!///」

すると湊はニィとわらい
「可愛いことするおめぇがわりぃから」

と言い…

わたしは結局食べられましたとさ