今私は湊と一緒に街に来ている

でも…

もちろん2人でゆっくり買い物できるはずもなく…

「きゃぁー龍牙組の湊様よーっ」

湊が通るたびにそう言われ…
挙げ句の果てに

「何あの女、ちょっと顔がいいからって湊様の周りをうろちょろして!」

私もそう言われた

まぁ、分かってたことだしいいんだけど

「なぁりん?どこいきてぇ?」
「そうだなー服屋さん!」

私達はそんなことをを言いながら2人で買い物をする

「やばいっ本当かっこいいぃー♡」

とか言ってるお姉様方をほっといて


しばらく歩いていると…
ガシッ

「あ?」
誰かが湊の手をつかんだ

「湊!ひさしぶりぃー♡
もー最近相手してくれなかったから寂しかったよー」

そう言って私と湊の手を引き裂き自分の腕を湊の腕に巻きつけた

「だれ?」
思わず言ってしまった

「あら?あなたこそ誰かしら?
湊の妹さんかなにか??」

そんなことを言われているのに湊はポカーンとしている

まだ湊の腕に巻きつけてある腕を湊は剥がそうともしない

さすがにイラっとした私は
「いえ、妹でもなんでもないですよ?
私は、ただ落し物をひらってもらっただけです。 あなたは?」

「あらそう?
私は湊の将来のお嫁さんよ♡」

ふふっ

「そうでしたか、では
私は邪魔ですね、さようなら」

そう言い帰ろうとした

そしたら湊はその私の行動にはっとしたのか
ガシッ
「お、おいりん、どこいくんだ!」

パシッ

「離していただけます?
私は私の家にかえります」

テクテク

私は走って家に帰った

後ろから湊がなにか叫んでいたし、追いかけてきてたみたいだけど、私は湊に隠れて家に帰った

ガチャ

「ただいまー」

もちろん私の家はここしかない
だからここにかえるしかなかった


バタバタ

ガチャ

「りんっ!」

湊は私が帰ってきて何分もしないうちに帰って来た

「…。」

「りん?悪かった」

湊はそう言いながら私を抱きしめようとした

パシッ

「あの女を触った手でさわんないで!」

そう言っても湊は抱きしめた

「悪かった。」

「なにが?
何に対してあやまってるの?」

「全部。
あいつは俺が遊んでた頃の女らしい」

らしいって…
湊は覚えてかったみたい

あの後湊は手を振り払い女を一発殴り私を追いかけてきたそうだ

「違う…私はそのことで怒ってるんじゃない!」

「は?」
「湊はあたしのなのに…
なにさわられてんの!なんで振り払わないの!」

「わりぃおんなの存在きづかなかった
おれ、服屋探してて… わりぃ」

湊は言った

「ばかぁー
次したら許さないんだからぁー」

私は泣きながら湊に言う

「あぁ分かった」



もう、あんまり外に出たくないなと思った1日だった