眠り姫の呪い

「どうしたの…?」


と誰かの声がした。


誰の声かはわからない。


少なくとも、知人ではないことはわかるが…。


「あの……折乃さん、だっけ?大丈夫……?」


そう言って、手をさしだしてくれたのは…。