眠り姫の呪い

私が、拳を強く握り締める。


絶対、これ以上死なせたり、しない…!


そう決意した刹那、目の前になにやらぼーっと暗い暗いものが見える。


「何…これ……」

『あははは』

「え?」

『ねえ、いつまで偽善者ぶってんの?』

「…は?」


その暗い暗いものは、ふざけた口調で、喧嘩を売っているような、舐めた風に言う。


「貴方…誰……?」

『誰はないでしょう、酷いなぁ…』

「そ、そんなこと、言われても…」