私達は、折乃さんが眠っている病室へと、足を運んだ。


「折乃さん…こんにち……」


しかし、そこには折乃さん以外の人…。


いや、人"だったもの"がそこにあった。


そう、死体だ。


しかも、島津さやかさんの…………。


「「いやあああぁぁぁぁああああぁぁ!!!」」


私達は、同時に叫んでしまう。


私は、死体を見るのは2度目だけど、やっぱり、気持ち悪いし、怖いものは怖かった。


しかし、五十嵐さんはきっと、初めて人の亡骸を見たのだろうから、もっと怖かったと思う。