眠り姫の呪い

とにかく、まだ昼前。


遅くはない。


私は、次に殺されてしまうかもしれない、五十嵐智香さん、島津さやかさん、戸崎愛美さんの家に行ってみた。


まずは、五十嵐智香さん。


彼女は、リーダーシップの強い人で、いつも先生と対立している。


彼女とは、幼稚園の頃から一緒な為、家はかなり近い。


ピンポーンとインターホンが鳴り響く。


すると、すぐに五十嵐さんは出てきた。


「はーい…。あ……白井(シライ)さん……」

「こんにちは、五十嵐さん」

「こ、こんにちは…」


軽い挨拶を交わす。