眠り姫の呪い

苦しい、気持ち悪い、嫌だ…。


それでも、私はその場を離れることも、誰かを呼ぶこともできなかった。


死体の血まみれの顔から飛び出した目玉が、こちらを見ているようで、恐ろしい。


私は金縛りにでもあったのかというほど、何もできなかった。


やがて、美香がやってきた。


「どうしたの?愛!
…やだ……、な…なにこれ………!?」


美香は、さっきの私と同じように、嘔吐してしまった。


すると、たくさんの人がやってきた。


「きゃぁあああ!?」

「なにこれ!?」

「いやああ!!ああああ!!うわああ!!」