もしかして…!やっぱり…。




そこで、私は目を覚めた。


気が付けば、汗で体中がびしょびしょに濡れていた。


息苦しいし、目眩や吐き気もある。


私の見たその夢は、そんなに悪夢と呼ぶほど、恐ろしいものではなかったのに。


慣れない葬式になんて行ったから、きっと私は疲れているんだ。


そのときは、そう思い込んでいた。


いや、思い込むようにしていたのだ。


本当は、気付いていたくせに…。