稲穂さんが、折乃さんのお腹を思いっきり蹴る。


「ぐぁ……!」


同時に、唾を吐き出してしまった。


「汚!」


次に、島津さんが、折乃さんの口に怪しい薬を入れる。


「んぐ……っ」


口の中には、奇妙は味が広がってくる。


頭も、ぼーっとしてきた。


「さやか、何飲ませたの~?」

「え~秘密ぅ!」


そして、戸崎さんが折乃さんの髪を思いっきり引っ張る。


「痛い、痛いぃ!」

「キャハハハハハハ!」


そうして痛めつけられた折乃さんの姿を、いじめている皆に見せ付けるのは、喜多見さん。


「助けて……」

「へぇ、誰に助けを求めているんだろうね?大好きな笠島君かなぁ?」


ニヤニヤしながら言う、五十嵐さん。