眠り姫の呪い

しかし、そのときだった。


私が鍵をかけようとした瞬間、五十嵐さんは私を押し倒し、私の首を思いっきり握り締めた。


「ぐっ…あ゛っ……!」


苦しい、息ができない…!


私は足をじたばたさせるが、五十嵐さんは思いっきり私の体に体重をかけているため、どうにもならない。


「貴方が死ぬ前に言っておくわ!私は本当にあの5人を殺してなんかないわ!」

「じゃ……っなん、…ぇ、こん…ぁ……こと………!」


私は、なんとか声を絞り出す。


「こ、殺されたくないのよ……!」