さっきまで少し離れていたのに

 またギュッと抱き寄せられた


「せ、先輩?!」


 ドキドキと驚きで私はこれ以上ないほど真っ赤だ

 そんな私に



「離さないからね

 大好きだよ、さくら」


 先輩はそう囁いた