そうして、私たちは、静かにキスをした。

夕日が少し眩しくて、どうしても口づけは不器用になった。

でも、その不器用さが、愛おしかった。


これから、私は歩んでいく。





気が変になりそうな小悪魔ごっこはもうおしまい。

その合図に、私は、キスをする。





好きだよ、と、胸の奥で囁きながら。




☆End☆