「お疲れさまでしたっ」 部活が終わり、帰宅時間になった。 先輩が部室から出ていき 私も帰ろうと部室を出た。 外に出ると、もう真っ暗で 冷たい風が肌をさすり吹いていく。 ぽつりと1本立っている電灯が 今日は切れているようで ただでさえ暗い道が また一段と暗かった。 「…早く帰ろう…」