走り続けて着いた場所は
愁「海………。」
美空「ギリギリセーフだね…こっからよく見ててよ？瞬きなんてもったいないくらい凄いものが見れるから。」
私が浜辺に座ると愁も私の隣に座った。
そして…
愁「……すげぇ……。」
今、目の前に見えているのは、地平線から顔を出している太陽。
その光が反射してキラキラ輝いている海。
ほんと一瞬しか見られない光景。
暗くても明るくても見えないとは、この事だった。
そう、合宿があると、毎日と言っていいくらい、ここに来る。
ここは、満が私に教えてくれた場所。
思い出がいっぱい詰まっている場所。
