『やっぱりカスじゃねーかよ。 弱いやつ殴って自己満か?』 倒れている男を見ながら話す少女。 「…て、てめぇ……な…にもんだよ…」 『…夢蝶~Mutyo~って言ったら 分かる?』 少女の言葉を聞いて、目を見開く男。 「あ、あんたが伝説の…」 男の言葉を、聞いているのか 聞いていないのか…。 少女…いや、 夢蝶はフードを深くかぶりなおす。