「柑奈。こちら、神原組組長さん。」


…それ、もっと早く紹介してよ…。


「あ!君が柑奈ちゃん!大地がお世話になってますー!無愛想なやつで、ごめんねーー、あ、今日は、朝霧組さんが、いろいろ面倒なことになったって聞いて、お手伝いにやってきました!つまり、俺も参加するんで、よろしくね!」


『あ、えっと、はい。お願いします。』



……なんてゆーか、元気な人だ。


「親父うるせーよ。ちょっとは慎め。」

「あー、大地ー。そんなんでいいのかなー?今は組長としてきてるんだけどなー。」


「……くっ。組長、静かにしたらどうですか…?」


「ふははは、いいじゃないかー!
ずっと、敬語でいればいいのになぁ!
はっはっはーー。」