別に天才でもなんでもねぇよ。 ただ、好きなことをがむしゃらにやってきただけ。 ブランド設立当初こそ、赤字続きで破綻寸前だったけど、なんとかここまでやってきた。 今こそセレブ向けの有名ブランドになり、万々歳だけれど、俺は満足してない。 むしろ、一般人こそ俺の服を着てもらいたい。 財政も安定してきたところで、一般向けファッションブランドへのプロジェクトを計画した。 まず、新たなデザイン制作に伴い、宣伝も兼ねてカタログを作ろうとした。