何でここに居るの!!、そう叫ぶように言えば獅狼は不思議そうに顔を傾けた。
「何でって…、いつもここに集まってんじゃん」
「え…あ、そっか…」
獅狼の冷静な対応にわたしも何ばかなこと言ってんだ、って今更落ち着いて来た。
…ていうか、なんでわたしあんなに焦ってたんだろう。
「頭おかしくなった?」
「失礼な!なってないわ!」
「あ、ごめん元からおかしかったな」
「はあ!?」
ククク、と喉で笑う獅狼にパンチをすれば「いてぇな」なんてほざく始末。
この前「おまえのパンチなんか痛くも痒くもねぇ」とか言ってたくせになにがいてぇ、だ!
「骨折れたらどーすんだよ」
「骨の1本や2本くらい折れたところでどうってことないでしょ!」

