えりにお叱りを受け、わたしは大人しく机に伏せ寝る事にした。
もう気になってしょうがないけれども聞くに聞けないし。
「(どうせ今日会うし、直接聞いてやろう)」
絶対目合ったし、あの不敵な笑い方は絶対獅狼だ。
早く学校終われ!!!と、1日ずっと思っていた。
「───リリさぁ、今日ずーっとそわそわしてなんなの?そんなにトイレ行きたいの?」
「どんだけ尿漏れ激しいひとなんだよわたし!!…違うよ、ちょっと気になる事があってね」
「気になる事?ゲーム?」
「あーんーえーーそう」
「なんだよハッキリしないな」
「うんまあ、とりあえず帰るわ。じゃあまた明日ね」
「なにそれ。はいはいまた明日ね〜」
ひらひらとえりに手を振って階段を駆け下りた。
いつもの公園に、早く。

